"美談にするな"という危険な表現
どうもシーツです。
最近どうしてもイラつく言葉がある。
様々なところで"美談にするな"という表現を聞く。
私はこの表現がすごく大嫌いだ。
お涙頂戴演出はやめろという。でも人の感性はそれぞれだし、過剰な演出と感じたら確かに嫌だと思うが、いい話だと思う人もいるのではないだろうか?
私は一度道を外した人が反省して更生して社会のためになるということは素晴らしいと思う。
ずっと悪いことをしていない人こそ評価するべきだという意見があるが、これは違うと思う。
己が報われていないからこうなるのかもしれないし、TVとかでエピソードにならないから褒められずに不当だと思うのかもしれない。
ただ更生するには多くの人の助けがあることだし、そういった人を取り上げる意味でも注目することは素晴らしいと思う。
少しでも更生する人が増えてほしいと思う。
そして本題に戻るが、過去にした悪いことを美談にするなという意見がある。
勿論その失敗はしない方がいいことではある。
しかし本質はそこではないだろ!
そんな人が反省をいかして素晴らしい人になってもらうことが肝心だろ。
また人は今のことだけを取り上げて、その悪さはなかったことにすればよいとも言う。
しかし、過去のことを反省するという作業は非常に大事だと思う。
そのプロセスというのは否定するものでは全くないし、自信にしてほしい。
最近ではexitの兼近くんがかなり重い前科をもっていたとわかった。
TOKIOの山口くんも反省していると記事になっていた。
完全に更生できているかどうかではなく、人間として甦ってほしい。そんな思いしかない。
誰しも素晴らしい人間になってほしいし、私も素晴らしい人間になりたい。
だから私は応援するし、今を頑張っている人を相手に"美談にするな"なんて言葉はぜったいに言いたくない。
逆に頑張って更生しようとしている人たちには、こう言いたい。
"美談にしろ"と。
過去の明らかに悪いことが役に立ったと、人に思ってもらえるように、あたかもそのことが良いこと、"美談"であったかのように。